テーマは「シンプルに何をやってるのかが伝わるもの」ということでスタートしました。 それに加え、品質の高さやリソール(クライミングシューズの修理)への熱い想いを1枚で表現しました。
完成品はこちらです↓
代表の傍嶋氏からの提案で、シューズのリソールに使う木型を被写体に選択しました。
木型を私の自宅に送ってもらい、自宅リビングにセットを組んで撮影しました。 背景のペーパーは上質なグラデーションを出すためにグレーを選択し、ライティングは300Wのモノブロックストロボ&ソフトボックス(60×60)の1灯で行いました。
問題はこの木型をどうやって立てるか……
先端が1点に集中するような形状なので重心をとるのが難しく、とりあえず簡易的なスマホスタンドで立ててみました。
この段階で構図を整えていきます。
あとはこのスタンドをPhotoshopで消すだけですが、スタンド自体に光が微妙に反射していたり、影にムラができたりと不都合がでてきたため別の方法を。
手だと微妙に影が濃くなってしまうな〜と試行錯誤したのち、↓この方法になりました。
マスキングテープ2本を使い、2方向から支えることで重心のバランスが取れました。二人以上で作業すればもう少し楽だったかもしれません。 テープは光を反射しないように黒い物を選びました。
あとはPhotoshopでテープを消せば…… よーーーく見ると、消した痕跡が見つかるかもしれませんね(笑)
あとはこの画像に、考えたコピーやデザインを施して完成です。
テーマを決めてから、撮影・コピー・デザイン・印刷(業者・紙種の選定・納期)など、広い領域で任せていただき、自分の想像力を発揮できたかなと思います。
このポスターはお取引をされている方に対して、リソールの返送と一緒に送付されるそうです。